CCSの同期通信結果が(観測不能)になる理由

だいぶ立ってしまったが、予備審査時に出した草稿を修正中。

7月初旬に、実は提出期限が来る予定なので、それまでに直るのか、追加できるのか?

まずは、予備審査のときに、外部審査員の先生に指摘された事項を振り返る(いまごろ??)

色々鋭いしてきがあって、読んでもらっているのだなあーと思う。

  • 離散ACPのルールに関する修正を行うこと
  • LTSの世界のルールをIPSJ2投稿論文のものにあわせること
  • 充足性計算のところのXmonとかをなんか直さないといけない(充足性判定のためとはいえ、不自然な拡張だと指摘された)

というわけで、見直しをしています。

そこでAccetoの"An Introduction to Milner's CCS"を読んでいると、なんと同期通信(\alpha\overline{\alpha}の間の同期通信)の結果がなんで\tauになるのか?ということの理由が書いてあった(p17)。つまり同期はハンドシェーク(2つの間で成立するということ)で、それ以外には観測不能であるという性質を付与し、結果として第3者のさらなる同期の可能性を排除したというdesign decision であった。。

ということは、D論では\alpha\overline{\alpha}の同期は\alphaにしているから、さらなる同期が発生するおそれがある!!!!!!

大ショック!