パーヴォ・ヤルヴィ

NHK海外コンサートシリーズ(2/6)より、とりあえず練習にPCMで録音して、曲を楽章にあとから分割することを試行。1つ分割をいれるのに10分ぐらいかかる様子。曲が長いとそれだけかかる傾向あり。

パーヴォは、かの大ヤルヴィの子どもらしい。それにしても演奏が斬新だ。3番なんて、疾風のように早くて「威厳がない」。9番なんかも、その足の速さと、普通の盛り上がりの意図的な抑制はこれは見上げたもんだ。むしろ6番のような曲が向いているのかも。

ブログには、「余計な情緒はすべて排し、ただただ音の論理だけをたたみかけていく」とある、なるほどね。情緒とかタメとかコブシはないわりに、あっさりもしていない。いわゆる皮を引き延ばしてなにか見ようとしている。何を見ようとしている?


パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ベートーベン交響曲選集     
                              

<2010/4/3>

ポーランド・ラジオ提供)