ラトルのマーラー
どうも、パーヴォ・ヤルヴィのベートーベンが強烈すぎる。ipodに転送して通勤時に聞いてみますが、なんというか、楽器のバランスもたぶん通常の物と違って、かといって古楽というふうでもなく、やたらメリハリがあり、静寂にみちた緊張と爆発、おそろしいことに、全ての瞬間がわくわくしてしまうという体験をしてる気がする。これは解釈の違いとか演奏スタイルとかではなくて、ベートーベン2.0に違いない。おそるべしパーヴォ。生演奏を聴くことに意味のある演奏かもしれない。
さて今週のベストオブクラッシックはマーラー生誕100周年記念
- 「交響曲 第1番 ニ長調“巨人”」マーラー作曲(57分04秒)=
- (管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(指揮)サイモン・ラトル<2010/8/27>
- 「交響曲 第5番 嬰ハ短調」マーラー作曲(1時間10分19秒)
- (管弦楽)スウェーデン放送交響楽団(指揮)ダニエル・ハーディング<2010/9/10>
でしょうか?ラトルももう立派な巨匠です、BPOを我が物にしてますね。意外とよかったのがハーディングの5番。ハーディングって75年生まれのイギリス人なのね。マーラでは10番の録音が好評らしい。帯にいわく「新世代の恐るべき才能」
おっと、ハーディングの明治学院大学での講演「ダニエル・ハーディング:マーラー、ベルク、そして同時代音楽を語る」のポッドキャストがあるらしい。恐ろしい時代だ。